世界にひとつのオーダースーツ

ポケットのデザイン別の特徴

ポケットのデザイン別の特徴 オーダースーツと作る時、大半の方がデザインを重視されることでしょう。しかし、縫製をおこなうテーラーは機能面もしっかりと計算をして作っているものです。その代表的な箇所がポケットであり、オーダースーツなら必ずと言っていいほど、胸と内側に備えています。
どうしてテーラーはこの箇所にこだわるのか、その理由はクラシックスタイルを重んじているからです。1800年代初頭にイギリスで誕生したオーダースーツは、胸にハンカチ・内側に懐中時計を忍ばせるのが、イギリスの紳士の嗜みでした。その考えを引き継いでいるからこそ、現在も同じスタイルを重んじているわけです。既製品であればジャケットの外側に大きなポケットしかないものがほとんどです。
この場所に付けるのは機能面というよりも出来栄えを強調しているとしかいえません。本当のシックなデザインと見た目を考えると、目立たない位置にあるものが良く、それを叶えているのがオーダースーツです。

オーダースーツのデザインとボタンの選び方

オーダースーツのデザインとボタンの選び方 オーダースーツを新調するとき、色やデザインを選ぶのと共に
こだわりが見える一つとしてボタンのデザインは、大切な要素になります。
ヤシの実からつくっているものであれば、
着色をすることが可能なので、加工しやすく色や形が豊富ですし、
特に加工しなければ柄が一つ一つちがうので、天然素材っぽさを感じさせ、カジュアルで上品な質感です。
もう少し高級感を演出するのであれば、貝から出来ている光沢のあるものあります。
ただし、貝からできているので強度が弱い事もあり、クリーニングに出す際には保護することが必要です。
オーダースーツに多く利用されているものとして、水牛の角と骨を加工したものがあります。同系色の生地に合わせる事で、一つ上の高級感を感じさせてくれます。長年使用しても色が変わらない事なども、オーダースーツに使用するのにはとても適しています。既製品のスーツとは一味違うオーダースーツにおいて、ボタンは重要なポイントの一つなのです。